第475回 目からウロコの医療人
日本初!「天気痛外来®」を始めた医療人 〜医学博士 佐藤 純
30年以上にわたり天気と身体の痛みの関係を研究しています。
天気による痛みのメカニズムを解明し、天気痛外来で1万人以上もの患者さんを救っています。
<天気痛の原因は?>
内耳(鼓膜の奥にある三半規管などの事)には、視界と連動して身体のバランスを取ったり、気圧を感知して脳に伝えたりする働きがあります。しかし、気圧の変化は目に見えないため脳が混乱してしまうケースがあるのだとか。すると、それがストレスとなり、全身に張り巡らされている交感神経が興奮。持病や古傷の痛みを発生させる神経が混乱したり、頭痛やめまいが起きたり、さまざまな症状につながってしまうそうです。